エゾ庭あそび

北海道の庭初心者のブログ

ゴールデンカムイと私事

今お気に入りの漫画にゴールデンカムイがあります。

「カムイ」という言葉を聞いて普通は何を思い浮かべるのでしょうか。

私の場合、「カムイ」と聞くと真っ先に浮かぶのはアイヌです。

私は生まれも育ちも旭川で、近くに神居古潭(カムイコタン)がありアイヌの神話も何かしら読む機会があり多少は知っていたからです。

なのでゴールデンカムイは北海道のアイヌをもとにした創作なのだろう位の認識でした。

実際読んでみると北海道の歴史やアイヌの文化をしっかり調べて作られていてとても興味深く引き込まれました。この漫画のギャグ要素もすごく好きです。

 

ゴールデンカムイの出だしは砂金採りの場面だったかと思います。

もうここからしてとても親近感が。

母方の祖父母が生前浜頓別(はまとんべつ)に住んでいて、昔いとこたちと浜頓別のウソタンナイ川に入って砂金堀体験(有料)をしたことがあったからです。

採れてもほんの少しで「あんまり採れないもんだな~」と子供ながらにぼやいていたのを思い出しました。

北海道でカタカナの地名は大体アイヌ語由来なことが多く、ウソタンナイもアイヌ語

「お互いに滝が掘っている川」という意味だそうです。

ちなみに同郷の旦那に聞きましたが川で砂金採りをしたことはないそうです。

旭川は川のまちですが砂金採りができる川はないようですね。

北海道は砂金がとれる場所がわりとあるとは言え、どこでもとれるわけではないのです。北海道は広いので、機会がなければ砂金採りなんてそうそうしないものなのでしょう。

浜頓別に墓参りに行く途中、中頓別の道の駅のお土産コーナーで砂金ラーメンを見かけ買ったことがあります。あの辺も砂金が採れるんですね。

 

話はまた浜頓別に住んでいた祖父母に戻ります。

祖父母達はその前は樺太(からふと)に住んでいたそうです。

樺太というのは戦前の呼ばれかたで、現在のロシア(昔のソビエト連邦)のサハリンのことです。

戦前はサハリンの南半分は日本の領土だったので秋田で結婚した祖父母は親戚と一緒に樺太に渡ったそうです。

しかも祖父母が暮らしていたのは敷香(しすか)というところ。

そうゴールデンカムイにも出てくる所です。…親近感を通り越してこの地名まで出てくるとは驚きました。

旭川の第七師団、アイヌまではまああるとして砂金採りに樺太の敷香…こう重なることもそうそうないのではないかと。ゴールデンカムイの登場人物の谷垣一等卒が秋田出身というのもかぶりますかね。私の曾祖父はマタギではなく鍛冶屋だったそうなので職業こそ違いますが。

 敷香は今はロシアの領土なのでポロナイスクという地名になっています。

 「樺太ではいい生活ができていたのに」とお酒が入ると祖父はよくぼやいていたそうです。

というのも日本が第二次世界大戦で敗けると戦後のどさくさに紛れてソ連(ロシア)が領土の拡大を目論んで攻めて来たのです。

樺太に住む日本人は脱出しようとみんな大泊(おおどまり)など港のある都市を目指しましたが祖父母たちは落合(おちあい)という場所で列車が停められてしまい結局1945年の8月には樺太から脱出できずそのまま2年樺太の柵丹(さくたん)という所で生活させられたそうです。

まあ、無理して1945年8月20日の引揚船に乗ってたら22日に留萌沖増毛沖ソ連(国籍不明とされていますが)の潜水艦に魚雷で攻撃されて沈没して亡くなっていたかもしれなかったので結果として樺太に留まって良かったのかもしれません。

この1945年8月22日のできごとは三船殉難事件(さんせんじゅんなんじけん)といいます。

三船殉難事件はwikiにも記載がありますが北海道留萌沖の海上樺太からの婦女子を主体とする引揚者を乗せた日本の船3隻(小笠原丸、第二新興丸、泰東丸)がソ連軍の潜水艦からの攻撃を受け、小笠原丸と泰東丸が沈没して1,708名以上が犠牲となった事件です。 

魚雷攻撃で沈没した船から海に投げ出された人々に機銃掃射を行いとどめを刺したとか…ほんとおそロシア。ひどいことに白旗上げていても攻撃されたそうです。

この事件で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

もしこの三つの船のどれかに祖父母が乗っていたら亡くなってたかもしれず、そうすると北海道に来て母が生まれることも父と出会うこともなく二人が結婚後旭川にきて私が生まれることもなかったでしょう。

誕生日が同じ日なせいもあり、なんだか他人事とは思われず。

ちなみに私が生まれた頃両親が住んでいたのは旭川にある北海道護国神社の近くだそうです。北海道護国神社自衛隊の向いにあります。

wikiによるとここも第七師団にかかわりが深い所のようです。んー、どんだけ。

その後、アイヌの妖刀伝説のある地域に引っ越しましたが通う高校がまた護国神社の近くになりそして大学は川村カ子トアイヌ記念館の近くだったとかでゴールデンカムイが世に出る前からもうすでにゴールデンカムイまみれでした。

ちなみに大学生の時に特に興味なかったのにもかかわらず網走監獄も見に行ってます。

ゴールデンカムイを読んでから改めて見に行きたいなーと思っていたら、旦那がゴールデンウィークに網走監獄を見に行くプランを立ててくれてました…。

実は旦那はゴールデンカムイを読んだことがないんです。そして私もまた行きたいとかまだ何も言ってなかったのですが…。

うーん、ゴールデンカムイてなんか神ってる。

 

にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村