先日、北海道教育庁学校教育特別支援教育課によって行われた特別支援教育進路指導協議会に参加してきました。
この協議会の目的は
障がいのある生徒やその保護者が適切に進路選択できるよう、知的障がい特別支援学校高等部等の教育内容や令和2年度(2020年度)の入学者を対象とした知的障がい特別支援学校高等部の入学者選考の概要についての説明等により、小中学校等における特別な教育的支援を必要とする児童生徒の進路指導の充実を図る。
というもので、
参加対象者は
・小中学校の管理職または特別支援学級担当者、特別支援教育コーディネーター、
進路指導担当者。
・特別支援学校中学部担当者、特別支援学校のコーディネーター
・教育局及び市町教育委員会の就学事務担当者等
・保護者
ということで、「保護者」なので行ってきました(^^)/
うちの子、まだ小3だけどね~(;^ω^)
今、どういう感じなのか、見とくのも今後の為にいいかなーと。
百聞は一見にしかずというしね。
しかし実際行ってみたら「保護者」少なかったですね。
皆さんお仕事中なんでしょうね。
平日の昼間から早々来れませんよね。
無職主婦なので余裕でしたw(時間的にです。金銭的にではありませぬ)
知的障がい特別支援学校高等部の特色ある教育内容について
2校から教頭先生がいらして各校の特色について説明して下さってました。
自分が聞きたかった学校じゃなかったのはちょっと残念だったけれど(←失礼)、普通科のみの学校と職業学科の学校の違いがなんとなく分かり良かったです。
普通科の方(A校とします)は一言でいうとほんわりとした感じ。
普通科というけれど週の時間割を見たら国語・数学・理科・社会・英語が見当たらない。
替わりに「生活単元学習」という名前で各教科等の内容を取り入れて実際の生活に根付かせた学習を行っているとのこと。
将来の余暇活動や生涯学習につながる学習ということで保健体育や音楽・美術はあるようでした。
「日常生活の指導」という時間があり、日常生活の衣食住について学習し、これから生活していく上で人との関わりに必要なマナーなどを学ぶようでした。
「作業学習」は興味や実態別に縦割りでグループ編成をしているということで
ものづくり(木工班・縫工班・窯業班)または体験活動(リサイクル班・環境整備班)があるようでした。
職業学科の学校(B校とします)は働くことが中心の教育課になっていることもありピリピリした感じ。
週の時間割はほとんど「作業学習」でしたが、こちらは国語や数学がありました(音楽・美術・保健体育も)。
ほかに「体力つくり」が1時間×週4日ありました。
働くには体力第一ということなんでしょうか・・・。
また中学2年生のうちからの教育相談を勧めていました。
教育相談と聞くと自分のいる中学校で中学校の先生と行われるものなイメージでしたが、
この場合はこれから行きたいと思っている特別支援学校高等部と、障がいの状態・課題・必要な支援や保護者の希望・本人が学びたい内容や地理的な条件について話し合うもののようでした。
B校は教育相談と希望によっては作業学習の体験もさせてもらえるようで、学校・学科の特徴を見極めてから希望して下さい、と締めくくられていました。
B校は農業科・生産技術科・窯業科・木工科・工業科と分かれているので入学前によく考えて決めないといけないということですね(A校は入ってから分けていたけれど)。
ていうか、中学2年生のうちから将来見据えるのね・・・。
なんか、下手な中学生より現実的。私、中2のときなんてボケーと生きてましたわ。なんとなーくテストして成績に合った学校にいけばいいや位にしか思ってなかったな・・・。
特別支援教育進路指導協議会のお話はまだつづきます。